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僕らの音

 プノンペンで来週開かれる「日本語学習者ののど自慢大会」の予選を取材してきました。

 タイやベトナムに比べて、日本語学習人口がぐっと少なく、「熱」も低めのカンボジアですが、それでも、この日の予選には100組以上が参加。出場10数組の座をかけて、それぞれが熱唱しました。

 ところでカンボジアの若い人たちが知っている日本の歌って?

 のど自慢で歌われたのは、こんな曲です。

キロロ「未来」「Best Friends」、宇多田ヒカル「First Love」、夏川りみ「涙そうそう」、BEGIN「島人ぬ宝」、中島美嘉「雪の華」、Kinki Kids「フラワー」、テレサ・テン「空港」、坂本九「上を向いて歩こう」、絢香「三日月」、平井堅「瞳を閉じて」・・・。

 一昔前、私がカンボジアに通いで取材をしていたころは、森進一の「港町ブルース」など演歌がカンボジア語になって歌われていました。

 日本語学習者ののど自慢ということもあり、今回はすべて日本語。でもそれ以上に、プノンペンの町中でも、日本料理屋じゃなくても、日本語のポップスは日本語のまま流れていることがよくあります。特によく耳にするのが、宇多田ヒカルやキロロ。ネットの普及で、違う言語の歌も、翻訳する手間を飛ばして、直輸入されているのかもしれません。

 ところで最近耳にした日本語の歌でもっとも驚いたのは、川沿いの欧米人がよく通うワインバーで耳にした、はっぴぃえんどの「風をあつめて」でした。原曲のまま。なんでここで、この曲~?とちょっとびっくり。映画(Lost in Translation)に使われたからでしょうかね。

 話がずれました。で、のど自慢大会。ふだん、人前で意見を言ったり、あるいは大声をあげたりすることになれていないカンボジアの人たちには決して得意な分野ではないと思うのですが、それぞれ楽しそうでした。歌ったり、踊ったりするのは、大好きですもんね、ほんとは。

 歌詞を忘れたり、歌えなくなったりしちゃった子には、会場全体が一緒になって歌ってあげる、というやさしい、ほんわかムードに心温まりました。ほんとうに、素直でやさしい人たちなんだなあ。競争心にかけるとか、向上心をもってほしいとか、いろいろ注文は聞くけど、こんな部分はなくさないでほしいです。

 ♪そうだ、リズムやハーモニーがふとずれてしまっても

  ゆっくり音を奏でよう

  まだイントロも終わっていない♪ (Mr.Children 「僕らの音」)

  本選は13日の日曜日。

 

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